ビジネスの最終目的は、お互いが何らかの合意に達し、対価の交換をすることです。交換するのは商品と代金であったり、株式と投資金であったり、サービスとサービスであったりします。目的を達成するには、自分の興味をキチンとビジネスパートナーに伝え、ビジネスパートナーの興味をまちがいなく聞いて理解するところからはじまります。国内取引と違い、言葉や文化の障壁があるのですから、誤解がないようにわかりやすく伝え、それがキチンと伝わることが大切です。私は日本人ビジネスパーソンは、箇条書きの使い方が非常にうまいと思います。日本国内で書かれたビジネスレターと海外からのビジネスレターを比較すると、断然日本のほうがわかりやすく書かれています。それは、箇条書きをうまく使っているからです。社内書類もしかり、出張報告書もそうです。この特技を使わない手はありません。箇条書きは、日本人だけでなく、外国人にとってもわかりやすいのです。日本でもそうですが、言いたいことが2つあるなら「Ihavetwotopicstoday.」(今日は2つ話したいことがあります)と、まず言い切ります。2つあると言うと、なぜかビジネスパートナーは自分のメモに「1」「2」と、ほぼ自動的に書きます。私は、ビジネスシーンで数字をメモしたがるのは、どこの国のビジネスパーソンであっても同じだと思います。それまで聞いているだけの交渉相手も、数字が出てくると、不思議とメモを取りはじめます。それは、一般的な市場規模の説明であってもそうです。ビジネスパーソンには、相手が言う数字を聞き逃してはいけないと言う呪縛があるのかもしれません。このように、数字を用いることで説得力が増すことは、日本語でも英語でも同じです。もちろん、数字はゆっくりとはっきりと言います。こちらがゆっくり言うと、不思議と相手もゆっくりと言ってくれます。